中国外務省の姜瑜報道官は30日、イランの核問題について記者の質問に答え、「中国はEU・欧州連合が一方的にイランに対して制裁を行うことに同意しない」と表明しました。

　姜瑜報道官は「中国は各側が外交による解決方向を堅持し、対話と交渉を通じて、イランの核問題を解決することを希望する」と述べました。

　なお、イランはこのほど、IAEA・国際原子力機関事務総長に書簡を送り、研究用核燃料の交換問題についての交渉に同意すると表明しました。これについて、姜瑜報道官は「中国はこれを歓迎する。ウィーングループができるだけ速くイランとこの問題について交渉し、早期に一致に達することを希望する。これは対話と交渉によるイランの核問題解決プロセスの推進にプラスとなる」と述べました。（翻訳：トウエンカ）