北京市人力資源と社会保障局によりますと、北京市では、大学生と大学院生向けの「村官」（農村部の末端組織である「村」の責任者のこと）選抜が先日終了し、2049人が選抜されたということです。

　今年、北京市所轄13の区と県では、「村官」の募集を行い、1万4千人の大学や大学院の卒業生が応募し、筆記試験、面接、心理テストなどを経て2409人が受かりました。その内、1640人が北京出身で、68.1％を占めており、大学院の卒業生がこれまで最も多くの316人に上りました。

　北京市人力資源と社会保障局の責任者は、「『村官』の招聘、任用、管理と退出などの制度はできており、公務員と大型企業の採用の際に、『村官』になったという履歴が重要視されていることは、高学歴者が応募に応じてきた主な原因だ」と分析しました。（翻訳：李軼豪）