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内外記者70人あまり、中央党校を取材訪問(詳細)

2010-07-01 16:24:35     cri    
 6月30日、内外メディア30社あまりからの記者70人あまりが中国共産党の高級幹部を養成する機関・「中国共産党中央党学校」(以下「中央党校」)を訪問取材しました。このうち、海外のジャーナリスト42人が含まれています。これに先立ち、29日、中央党校は報道官を設置するに関する記者会見を行いました。訪問取材の様子について、中国新聞社や1日付けの『新京報』が詳しく紹介しました。

 中央党校報道官 「メディアの取材を歓迎する」

 今回の訪問取材は、中央外事宣伝弁公室の郭衛民報道官が29日の記者会見で最初に明らかにしたもので、同席していた中央党校の羅宗毅報道官も「メディアによる中央党校の訪問取材を歓迎する」と述べました。

 学校事務局にあたる中央党校办公庁の張忠軍副主任によりますと、これまでにも内外のメディアによる中央党校の訪問取材が行われていましたが、これほど大規模な取材団を受け入れたのは、今回が初めてのことだということです。

 陳宝生副校長による記者会見のほか、授業風景の見学、教師と受講者の取材及び体育館、食堂、受講者の寮、講堂及び中国共産党から基本原則に掲げている「実事求是」(事実に基づいて真実を求める)の石碑の見学などが行われていました。

 陳副校長、敏感問題を避けない

 2時間あまりのインタビューと見学の中で、内外の記者たちは様々な敏感な問題やホットな話題に切り込みましたが、それに対して、陳宝生副校長は「中国共産党には隠し事は何もない。私たちは、私たちと付き合いたいと思うすべての人と付き合う」と表明しました。

 席上、オーストラリア放送協会の記者から、「中国はまだ共産主義を目標にしていますか。中国の医療費は高い上、自費で治療を受ける貧困層の人も多いようですが」という質問に対して、陳副校長は「疑う必要のない質問だ。私たちはずっと共産主義を目標に頑張っているが、目下、すべての取り組みは中国の特色のある社会主義作りをすることにある。市場経済が資本主義固有のものでないのと同じように、貧富格差は目下、中国社会に特有とされるものでもない。ここ数年、私たちは民生問題を重要視し、民生面に対する投資を増やしており、問題は解決する方向にある」と答えました。

 さらに、「中国共産党は共産主義に向けて頑張るという点は永遠に変わることはない。このプロセスで、西側諸国を含め、人類社会が作り出したあらゆる有益な経験と発展の形態を参考にしていきたい」と強調しました。

 陳副校長はまた、「これまでめったに開放しなかった中央党校が、開放するまでには漸進的なプロセスがある必要である」と語り、「今後、党校への取材が少しずつしやすくなっていく」と示唆しました。

 受講者、学費と宿泊代は無料

 張忠軍副主任によりますと、中央党校の受講者は学費と宿泊代を支払う必要がないですが、ジムや体育館を使う時は自ら費用を負担しなければなりません。ただ、料金は民間の施設よりはやや低く設定しています。

 なお、食事代について、受講者の位に応じて一日55元~70元(うち、省クラスは70元/日、地区・庁クラスは55元/日)となっていますが、費用は政府からの財政補助と受講者自らの負担の双方で支払われています。

 受講者寮 訪問客の宿泊を厳禁

 記者たちは地区・庁クラス受講者の寮・「19号楼」を見学しました。5階建てのこの寮は、全ての部屋が同じ広さで、間取りはちょっとしたホテルなみの部屋になっています。全部屋にインターネット接続ができるパソコンが置いてありますが、電話は自ら通話カードを購入してからでないとかけられないようになっています。

 また、フロアスタッフの紹介によりますと、部屋は一日置きに掃除されていますが、清掃は主として、洗面所をメインにして行われています。それ以外の清掃は普通、宿泊者各自で行われています。

 一方、寮には厳しい管理制度があり、すべての訪問客は受付で登録してから初めて入門が認められますが、門限は夜の11時前となっており、訪問客を引き止めて宿泊させることは厳禁をされています。

 受講者管理制度が厳しい

 中央党校弁公室の張忠軍主任によりますと、「受講者向け管理規定には『トランプをしてはいけない』とまで書かれていないが、校内でトランプをしている受講者が報告されたことはまだない」。また、「普段、勉強でなかなか忙しい。卒業式で、『留年させてもっと勉強させてください』と言った受講生がいるが、無論、それはありえない頼みだ」と話しました。

 記者はまた、構内で地方ナンバープレートの車を見かけましたが、それは受講者たちが乗ってきた車ではないということです。張主任はこれについて、「中央党校は受講者の運転まで禁止していないが、駐車証の発行を厳しく管理しており、一つのクラスにつき、極少数しか認められない」と紹介しました。さらに、受講者同士及び受講者から教師への品物の贈答も厳禁されているということです。(翻訳:Yan、畠沢)

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