新疆ウイグル自治区の中心地・ウルムチと西のイリカザフ自治州の中心地・伊寧を結ぶ鉄道が、1日の午後8時50分から運行を開始します。これは伊寧の地元住民にとって、列車に乗って出かけるという百年来の夢が現実になったことを意味しています。この地区はカザフスタンと接しており、伊犁河を中心に有名な観光地になっていますが、これまでの主な交通機関は車と飛行機だけでした。

　ウルムチと伊寧を結ぶ鉄道の開通によって、地元の観光業は大きく促進されるほか、今後、経済と交通の発展につれて、カザフスタンの鉄道にも接続が可能です。中国の西北部、中央アジア、西アジア、ヨーロッパを走行する新たな国際鉄道が貫通すると見込まれています。（朱丹陽）