今年の7月1日は中国共産党創立89周年記念日です。

　これを前に、6月30日午前、共産党中央が直轄する26の機関のうち、11の機関は報道官が設置され、合同記者会見が開かれました。

　共産党中央機関での報道官設置は第17期中央委員会第4回全体会議で提案されたもので、今回報道官が設置されたのは、中央規律検査委員会、中央組織部、中央宣伝部、中央対外宣伝弁公室、中央統一戦線部、中央対外連絡部、中央共産党歴史研究室、中央文献研究室、中央台湾事務弁公室、中央党学校、中央公文書館（档案館）の11の中央機関です。

　記者会見で、共産党中央対外宣伝弁公室の王晨主任は、「各中央機関は対外宣伝弁公室の記者会見に参加し、また、自ら記者会見を開き、ネットでも情報を公開し、国民とメディアの質問に答える」と述べました。

　中央対外連絡部の李軍報道官は「中国共産党は160カ国の570の政党や政治組織と交流を行っている」と明らかにしました。

　李軍報道官は、「世界各政党との交流を通じ、中国共産党は開放化している。交流でわが党が世界に理解してもらうためのルートが拡大された。中国共産党は世界を学び、各国政党の経験を学んでいる」と述べました。

　中央紀律検査委員会の呉玉良報道官は「第17期中央委員会が発足して以来、紀律検査委員会は30回以上記者会見を開き、腐敗取締関連情報1500以上公開した」と述べました。

　建設プロジェクトでの腐敗取締について、呉玉良報道官は、「2008年から実施された政府投資や国有資金によるプロジェクトを重点として調査を行っている。5月末までに34万件の建設プロジェクトを調査し、問題14万件を摘発し、6万件を是正した。また、去年8月以来摘発された建設プロジェクト関連腐敗事件は9900件を超え、紀律処分された共産党幹部は5800人、犯罪容疑で司法機関に拘束された幹部は3400人を超えた」と発表しました。 （ジョウ＆国清）