中国の胡錦涛国家主席は23日午後、北京を離れ、カナダ訪問に向かいました。これは中国首脳の5年ぶりのカナダ訪問です。カナダ訪問期間中、胡主席はトロントで開かれる第4回G20 （20カ国・地域）首脳会合に出席します。

　今年は中国とカナダ国交樹立40周年です。胡主席の今回の訪問はカナダのミカエル・ジャン総督の要請に応じたものです。これに先立って、中国外務省が明らかにしたところによりますと、訪問期間中、両国は経済、環境保護、品質検査、文化、観光、教育などの協力文書に調印し、両国関係の位置づけや経済貿易関係の発展目標などを発表する可能性もあるということです。

　26日から27日までに行われる第4回G20首脳会合には胡主席、アメリカのオバマ大統領、日本の菅直人首相、イギリスのキャメロン首相らG20諸国の指導者及びIMF・国際通貨基金、世界銀行など国際機関の責任者らが出席します。世界経済、欧州の国家債務危機などについて検討します。中国は各方面がマクロ経済政策を調整し、国際通貨基金の割り当て額の改革と金融監督管理改革を積極的に推進し、保護貿易主義に反対し、信用評価機関の行為を規範化することを期待します。（翻訳：トウエンカ）