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中国、5月のCPIがまた上昇

2010-06-11 17:10:14     cri    

 中国国家統計局の11日の発表によりますと、5月、中国のCPI・消費者物価指数は去年同期と比べ3.1%上昇しました。統計局の盛来運報道官は、「現在、物価は構造的に上昇しているが、CPIの年間上昇率を3%に抑える目標は依然として実現可能な範囲にある。中国経済は現在安定的かつ速く発展している。成長が停滞する可能性はない」と述べました。

 5月のCPIは去年同期比3.1%上昇したものの、先月に比べ0.1%減少しました。

 盛来運報道官によりますと、物価上昇は構造的なもので、CPI指数を押し上げた要素の中で、居住類や食品の価格要素が90%に達しました。

 盛来運報道官は、「天気の好転と遅延効果の影響が徐々に弱まるにつれ、前期の農作物価格を押し上げる力が弱まりつつある。また、欧州の債務危機が深まるにつれ、一部の商品価格は下落し、中国の輸入からのインフレーションのプレッシャーを和らげた。前年として、目標が3%の上昇率には根拠があり、実現可能だ」と強調しました。

 一部の専門家は、今後の一定期間、中国経済はインフレーションのプレッシャーに直面すると見ています。しかし、そのプレッシャーは予期したほど深刻なものではなく、下半期には不動産市場の価格調整も考えられるため、プレッシャーは大いに軽減されるとのことです。

 国家統計局の統計では、5月、中国の一定規模以上の工業付加価値額は16.5%伸び、伸び率が4月から1.3ポイント下落しました。また、都市部の固定資産投資増額は4月と同じ水準だということが明らかになりました。しかし、盛来運報道官によりますと、民間投資の持続的な伸びや輸出の回復などから、中国経済は安定的かつ速く発展していて、経済が停滞する可能性はないとのことです。(訳:黄恂恂)

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