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世界銀行、金融危機は途上国の貧困撲滅に影響する

2010-06-07 21:20:17     cri    

 世界銀行のハンス・ティメル発展予測局局長は7日、北京で「世界経済が危機から回復しているが、発展途上国の貧困撲滅へのマイナス影響は今後も長く続くだろう」との考えを示しました。

 ハンス・ティメル局長は関連記者会見で「国際金融危機と経済危機が発展途上国の貧困撲滅プロセスを減速した。また、飢餓撲滅と栄養不良、児童と妊産婦の健康改善、清潔な水源、疾病の抑制防止など国連ミレニアム目標として掲げられた分野もいずれその影響を受けた」と述べました。

 ハンス・ティメル局長は「金融危機を前に、ハイレベルの製造業を持つ先進国は財政や貸付政策によって難関を乗り越えられるが、発展途上国、特に農業や原材料資源を主として輸出する低所得の国々では外部の需要が低下する中で、経済の発展はきなチャレンジに直面している。同時に、これらの国は資金援助が余りないため、経済回復が立ち遅れている」とました。

 これに対して、ハンス・ティメル局長は「発展途上国は経済構造の調整を推進し、貿易を開放するべきだ。一方、先進国及び国際金融機関は発展途上国の貧困撲滅に持続的な支援を提供するよう」呼びかけています。(翻訳:ヒガシ)

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