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中国、2020年に世界人材の強国になる

2010-05-27 16:25:32     cri    

 中国全国人材活動会議が26日夜北京で閉会しました。会議は、当面と今後の一定期間の人材活動の全面的な手配、そして、人材資源を第一の資源とし、2020年に中国が世界人材の強国になるために努力していくと強調しました。

 中国の胡錦涛国家主席は会議で「2020年、中国の人材発展の全体的目標は、大規模、最適な構造、合理的な配置だ。さらに優れた素質を持つチームを育て、国家の人材競争の優位性を確立すると共に、世界の人材強国となる。そして、21世紀の半ばには、社会主義の現代化を実現するための基礎を作る」と述べました。

 全国人材活動会議の開催は6年ぶりですが、中国人材研究会の王通迅副会長は「経済の実力、総合的国力と国際的影響力の増強に従って、中国政府は日増しに激しくなっている国際競争の根本は人材の競争だということが分かった」と述べました。

 また、「科学技術の進歩と経済の発展にしたがって、各国は人材企画を作り、国の未来の人材発展を図っている。この状況を前に、わが国も人材発展の全体的構想を作らなければならない。次に、わが国はややゆとりのある小康社会を建設中であることから、多くの人材が必要である。人材がいなければ、ただ一般的な労働力と資源に頼るしかなく、このような成長方式はやがて淘汰されるに違いない。そのため、今後の経済発展の鍵は人材と、科学技術、そして管理の進歩である」と強調しました。

 新中国が成立して60年、特に改革開放が実施されて30年、中国政府は人材育成一連の重大な方針と政策を制定し、実施してきました。現在、中国は人材資源が乏しい国から人材資源の大国に成長してきています。統計によりますと、2008年末まで、中国の人材資源は1億1400万人に達し、そのうち、科学技術の人材は4600万人で世界一となっています。

 しかし、今回の会議は「現在、中国の人材発展の全体的レベルは世界の先進レベルと比べて、まだまだ差があり、中国の経済社会の発展に適していないところが多い」と指摘しました。これについて、王通迅副会長は「人材の全体的な量は多くなったが、質がまだまだだ。わが国には一流の科学者、エンジニア、技術者などハイレベル人材が少ない。また、人材構造にも問題がある。大学生の就職難問題があるが、これは人材が十分足りているということではない。多く分野で人材がまだまだ不足している」と語りました。

 また今回の会議では、海外のハイレベル人材を誘致し、帰国した留学生の就職と創業を奨励することを特に提唱しました。上海社会科学院人材資源研究センターの王振主任は「海外のハイレベル人材の誘致は、今後の人材発展の重要な措置の1つとなる。現在、人材強国の目標の実現までにはまだまだ時間が必要である。中国が早く世界レベルに達するためには、海外からの人材が不可欠だ思う」と述べました。

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