ロシアは9日モスクワで、対ドイツ戦勝65周年を記念する式典を行いました。中国の胡錦涛国家主席ら世界20カ国以上の指導者がこれに参加しました。

　ロシアのメドベージェフ大統領が式典で挨拶し、「65年前、ソ連軍はドイツのファシズム侵略者を破り、大祖国戦争に勝利した。今日、世界各国は第二次世界大戦の教訓を銘記し、歴史を正視すると共に、団結と協力を強化し、世界の平和を保っている」と述べました。

　その後、「赤の広場」で大規模な軍事パレードが行われました。

　中国の胡錦涛国家主席は式典で「今日の平和は簡単に獲たものではない。これを大切にしなければならない。国際社会は、新しい安全観を実践し、相互信頼を深め、お互いの利益に配慮すると共に、友好的協商を堅持し、文明の多様化を尊重して、協力と発展を求めていく必要がある」と語りました。

　なお、この日ロシアの数十の都市で様々な記念式典が行われました。（Katsu/金井）