中国蘇州の霧雨の風情、「水の都」と呼ばれるヴェネツィアの絵のような趣が、6日午前、上海万博蘇州館の開館で結ばれました。両都市は記念品を交換し、万博開催期間中に共に内外の来場者を迎えることになっています。

　浦西にある都市づくりのモデルケースゾーンで、水で有名な蘇州とヴェネツィアのパビリオンは並んで建っています。蘇州館の開館式で、花瓶を贈呈したヴェネツィアに対し、蘇州は「呉」の文化の真髄が宿った蘇州庭園の模型で答礼しました。

　蘇州館の建設では、古代庭園建造テクニックの「借景」が生かされ、漏窓（透かし窓）越しにヴェネツィア館を眺められます。一方、ヴェネツィア館のカフェからは蘇州館が見られます。地球の東西にある二つの「水の都」はこのような独特な形で、万博で魅惑の姿を見せています。（翻訳：ＺＨＬ）