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野菜価格の高止まり、専門家「消費者は冷静に対応すべき」

2010-05-07 17:54:51     cri    























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 4月から、中国の各地では野菜価格が高騰し、社会全体、特に都市部の消費者が懸念しています。こちらは、浙江省嘉興市の農作物市場で、高い野菜価格に不満を抱く消費者の声です。

 主婦の李さんは「野菜価格は高すぎます。異常な高さです」と述べました。

 中国商務省によりますと、4月26日から5月2日まで、全国36の大・中規模都市では、農作物の価格が1週間前と比べ0.3%上昇しました。そのうち、18種類の野菜は価格が1.1%上昇しました。

 中国の野菜価格の上昇は、去年から始まっている現象です。価格に大きな変動はないものの、全体として上昇傾向にあります。現在、多くの野菜は前年同期と比べ、3、4倍の価格になっています。

 宏源証券マーケット・アナリストの陳夢根さんは、気候と季節の変化が野菜価格上昇の直接的な原因だが、長期的に見ると野菜価格の高止まりには複雑な原因が存在すると分析しています。

 陳さんは「長期的に見て、野菜価格に影響を与える要素は労働力の価格、生産資源の価格、光熱費など基礎消費の価格、交通費、税金、利子率など多く挙げられます。現在、穀物や工業製品を含む全てのものの価格が上昇しています。そのため、野菜価格も上昇しているのです。つまり、一つの商品の価格が上昇するのに伴い、ほかの商品の価格も上昇するということです」と述べました。

 食品が中国のCPI・消費者物価指数に占める割合は3割を超えます。その支出の重要な部分は野菜であり、CPIに直接影響を与えます。一部のアナリストは、野菜価格が4月のCPIを押し上げたと分析しています。

 市民の野菜価格の上昇に対する不満について、清華大学の「中国・世界経済研究センター」の袁綱明教授は、都市部の消費者は野菜価格の上昇に冷静に対応すべきだと話しています。

 袁綱明教授は「都市部住民は野菜価格の上昇に敏感になりすぎていると思います。野菜価格の上昇は農民の収入と密接にかかわっています。現在の野菜価格の上昇は合理的な範囲内での上昇です。そのため、野菜価格にはもう少し寛容な態度を取るべきだと思います。野菜価格の適度な上昇は、農業の産業構造調整と農村と都市部の収入の差を縮めることに役立ちます」と述べました。(訳:恂)

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