中国衛生省疾病予防抑制局の肖東楼局長が6日北京で明らかにしたところによりますと、今月4日までに、中国では手足口病（ＨＦＭＤ）の感染例は42.7万件に達し、そのうち、260件の死亡例が報告されたということです。

　肖局長は当日開かれた記者会見で、「毎年の5月から7月にかけて、手足口病が流行する期間である。今年、中国で報告された手足口病の感染例は去年同期より4割増え、その予防と抑制はとても深刻な情況にある。衛生省は『手足口病診療マニュアル（2010版）』を配布すると共に、感染情況に関する監視報告を強化し、重症患者の治療を積極的に行うよう衛生部門に求めている」と述べました。

　不摂生をせず規則正しい生活を心掛けることが、手足口病を予防する面でとても重要です。各家庭と幼稚園は個人と環境の衛生に配慮し、手洗いや部屋の風通しを良くすること、布団干しを励行すべきです。また、専門家は、手足口病が流行する期間中、親は子供を混雑する公共の場所へ連れていくのをやめ、発熱や発疹などの症状が出た場合は、すぐに病院に行くようにと薦めています。（翻訳：ＺＨＬ）