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胡錦涛主席、「中東平和の実現に尽力」

2010-05-01 13:33:57     cri    

 中国の胡錦涛国家主席は1日午前上海で、上海万国博覧会の開幕式に出席したパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談を行い、「中国の国民はこれからも中東和平プロセスを推し進め、中東地域の全面的、公正かつ持続的な平和を実現するために力を尽くしていく」と述べました。

 その中で、胡錦涛主席は、「パレスチナとイスラエルの情勢は依然として複雑であるが、和解が最終的な解決案で、和平交渉が唯一の解決手段である。安保理関連決議や『土地と平和の交換』、『ロードマップ和平案』、『アラブ諸国による和平提案』などに基づき、和平交渉を通じて紛争を解決することこそ、パレスチナの国家独立やイスラエルとの平和共存を実現できる」と強調しました。

 胡錦涛主席はまた、「中国とパレスチナは地理的に離れているにもかかわらず、国民の友情はとても深い。新たな国際情勢を前に、中国はパレスチナと共に、各分野における互恵協力を深めていきたい。政治面の友好関係を保ちながら、経済面の協力を広げていく。人的往来を強め、パレスチナの人材を対象にした研修コースに力を入れる。また、文化面の交流も広げていきたい。6月に、北京と上海で『2010年アラブ芸術祭』を行う予定だが、パレスチナの団体も参加してほしい」と述べました。

 これに対して、アッバス議長は、「パレスチナは独立国家をめざしながら、『アラブ諸国による和平提案』と安保理の関連決議に基づいて和平交渉を展開して、中東和平を実現させたい」と述べました。(翻訳:KH)

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