欧州連合（EU）のオリ・レーン（Olli Rehn）拡大担当委員（経済・通貨担当）は29日、ギリシャが求めた金融救済に関して、ＥＵ及び国際通貨基金（ＩＭＦ）とギリシャとの協議が「数日中に」まとまる見通しを示しました。

　オリ・レーン委員は当日声明を発表し「これまでの10日間のＥＵ及びＩＭＦとギリシャとの協議はとても効果的なものだった。ギリシャが3年以内に赤字削減の目標を達成し、経済競争力を回復できることを保障するため、ギリシャへの3年期の融資計画を協議した」と語りました。

　オリ・レーン委員は声明を発表した後開かれた記者会見で、「救済活動はギリシャのためだけでなく、ユーロ圏全加盟国のためでもある」として、ＥＵはヨーロッパの金融市場ないし、全世界の金融市場の安定を確保するため、対策を講じる姿勢を示しました。（翻訳：ＺＨＬ）