フランスのサルコジ大統領は27日、中国を訪問する前に記者団に対し、上海万博は未来に向けて邁進する重要なイベントであると述べました。

　サルコジ大統領はさらに、上海で万博を開催することは大変意義があり、自ら開幕式に出席したいと表明し、また、「より良い都市、より良い生活」というテーマに感銘を受け、これは人類が見直すべき一連の課題を反映していると語りました。

　サルコジ大統領はまた、中仏両国の全面的な戦略パートナー関係を評価し、「フランスは、気候変動や経済危機、改革、地域紛争など21世紀の一連の課題について中国と共に立ち向かっていきたい。両国は各分野で関係を深め、政治や外交の分野で重要な国際問題について対話を強化し、経済分野で企業同士の交流と協力を促進したい」と強調しました。

　中国とヨーロッパとの関係について、サルコジ大統領は、「ここ10数年の間に、双方は全面的な戦略パートナー関係を結んだ。また、2005年から行ってきた戦略的対話により一層関係が深まった。今後、重要な国際問題についてさらに話し合いを進め、より具体的かつ実施しやすい協力を実現したい」と述べました。（閣、国清）