中国商務省は27日、2010年春の貿易報告を発表し、「内需拡大による牽引力はあるものの、輸入を増加させることには依然として多くの困難がある」と指摘しました。
報告は「世界的な景気回復やインフレ予想の強化などの影響で、国際的に商品価格が上昇し、輸入はある程度抑えられる可能性がある」との見方を示しました。また、「アメリカやヨーロッパ諸国が中国に対して続けている不当な輸出規制も、中国企業の輸入および双方の貿易不均衡の改善にも影響している」と指摘しました。
今年1月から3月までの中国の輸入額は、去年同期に比べ6割以上増えて3000億ドルを超えました。四半期ごとの増加幅としては史上最高となりました。一方、貿易黒字は減り続け、3月には6年ぶりの赤字となりました。(鵬)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |