国連開発計画は15日北京で報告書を発表し、「低炭素発展パターンへの転換は中国にとってベストな選択だ。合理的な政策は、中国の経済と環境の持続可能な発展にプラスとなる」としました。
『中国人類発展報告書:低炭素経済と社会的持続可能な未来にむかって』をテーマとしたこの報告書は、「人類の発展は、必ずしも炭素排出の上昇につながらない。経済が進んでいる中国の地方では、炭素の排出が逆に少なく、収入と発展のレベルが低い地方では炭素の排出が多い。したがって、低炭素の発展パターンは実現できる」としました。
また、報告書は、「低炭素発展パターンへの転換は、短期間のうちに失業、物価の高騰、財政収入の減少などをもたらすが、技術力の強化、健康への危害の削減、生態システムの保護の促進、中国の国際地位の向上など長期的な利益につながる」としました。
さらに、報告書は、「これから20年、中国ではおよそ4億人が農村から都市に移る見込みだ。都市化の加速につれ、中国は、建築や電気製品の消耗に関して厳しい標準を導入し、住宅の炭素排出量を大幅に削減し、公共交通の発展に力を入れるべきだ」とし、中国の低炭素経済の発展のスタートは遅かったが、飛躍的な発展を実現する可能性があると予測しました。(翻訳:李軼豪)
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