中日友好協会の孫平化元会長が書いた「中日友好随想録」の出版を祝う座談会が8日北京で開かれました。
元国務委員であり、中日友好協会の唐家セン名誉顧問はこの座談会で、「中日友好随想録」の出版に祝賀の意を示したと同時に、「飲水不忘掘井人」(水を飲む時に、井戸を掘る人を忘れてはならないという意味です)という中国の諺を引用し、孫平化元会長が中日友好事業の井戸を掘る人であると評価しました。そして、「中日友好関係の発展に生涯、尽力して貢献する人々をも忘れることはできない」と述べました。
孫平化元会長は1917年8月20日に遼寧省蓋平県で生まれました。1963年に中日友好協会副秘書長に就任、1964年から1967年まで廖承志事務所東京連絡所首席代表をつとめ、1986年に中日友好協会会長に就任しました。1997年に逝去しました。孫元会長は、中国と日本の文化交流事業を推進するため、長年にわたって重要な役割をはたし、中日両国の相互理解促進、友好関係の構築に取り組んでいました。「中日友好随想録」は孫平化元会長が中日間の国交正常化と友好促進に半生をささげた回顧録であり、自身の日本体験と数多くのエピソードにより綴られた貴重な「中日関係史」ともいえます。
この座談会に参加した孫平化元会長の親族、友人、元同僚などはそれぞれ思い出を話し合いました。(取材、撮影:張強 オウギ チェッカー:国清)
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |