3日間にわたる中国・ASEAN（東南アジア諸国連合）防衛・安全対話が29日午前、北京で開催されました。

　中国軍事科学院の劉成軍院長が開幕式で挨拶し「防衛と安全における協力は中国とASEANとの戦略パートナーシップにおける重要な分野であり、この点での相互協力の潜在力は大きい。対話は中国とASEAN各国の防衛政策機構と学者が互いに交流する場となっている」と述べました。

　今回の対話では、地域の安全メカニズムと防衛政策がテーマとなり、地域防衛メカニズムの現状とその発展や中国とASEANとのこの面での協力、中国とASEAN各国の防衛政策などについて討議を行いました。

　専門家は、この対話は中国とASEANとの政治と安全分野の相互信頼を深め、相互の協力をいっそう強化するだろうとしています。

　なお、この対話には中国とASEAN諸国の防衛政策関係の高官と学者およそ40人が出席しました。（翻訳：ｈｕａｎｇｊｉｎｇ）