韓国軍の28日の発表によりますと、27日未明に沈没した「チョナン」(天安)哨戒艦の船員46人の生存を確認するため、哨戒艦が沈没した海域ではこの日も海上救援隊による捜索作業が続けられています。
韓国軍の関係者によりますと、原因不明の爆発により沈没した「チョナン」哨戒艦の残骸は海面から24メートルの深さに沈み、大波に打たれて現場からおよそ4キロメートル離れた海域に移動しているということです。この日の午後には、海底での捜索作業が予定されていますが、強風と大波のため、潜水作業は難航するものと見られています。
韓国のキム・テヨン (金泰栄)国防相は27日、救援現場を視察した際、行方不明となった船員の捜索は最も重要な作業だ」との認識を示しました。海軍が増派した3000トン級の救援船は28日の午後現場に着く見込みで、海上救援隊はこの救援船を中心に捜索作業を展開していくことになります。キム・テヨン 国防相はまた、事故原因の究明に向け、現在も調査中であることを明らかにしました。
チョン・ウンチャン(鄭雲燦)首相は28日、閣僚会議を開き、海軍の救援作業を全力で支援するとともに、善後策を適切に講じることにより、国民の中に広がっている不安を払拭するとの方針を示しました。(翻訳:KH)
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