アメリカのオバマ大統領は26日、「アメリカとロシアは、2009年12月に失効した第１次戦略兵器削減条約（ＳＴＡＲＴ１）に代わる新たな核軍縮条約に合意した」と発表しまいた。

　アメリカのホワイトハウスは、「オバマ大統領とロシアのメドベージェフ大統領は4月8日、チェコの首都プラハでこの新核軍縮条約に調印する」と発表しました。新条約では、米ロはそれぞれの核弾頭数の上限を1550個に制限しなければならないと規定されています。

　一方、ロシアのチマコワ大統領報道官によりますと、メドベージェフ大統領は、新条約は「両国の利益の均衡を示した」と述べています。

　国連のパン・ギムン事務総長は26日声明の中で、米ロの新核軍縮条約に歓迎の意を表わし、「これは非核化の世界を実現するプロセスの一里塚となるものだ」と述べています。（翻訳：玉華　チェック：金井）