中国全国政治協商会議の賈慶林議長は現地時間24日、ヤウンデでカメルーンのビヤ大統領と会談しました。

　賈慶林議長はビヤ大統領とカメルーン政府が拉致された7人の中国漁民の解放のために払った積極的な努力に感謝しました。

　賈慶林議長は「両国の関係を新たな段階に推し進めるため、双方が次の4つの面で引き続き努力して行く必要がある。1つは、両国のハイレベルの往来と各レベルの人的交流を強化し、両国関係の政治基盤を絶えず強化させて行くこと。2つ目は、各自の優位性を発揮し、協力の潜在力を掘り出し、協力分野を広げ、経済貿易協力分野における協力を一段と強化させて行くこと。3つ目は、両国間の人的交流を盛んに行い、両国友好の基礎を固めて行くこと。4つ目は多国間問題における協調を強め、発展途上国の利益を共に維持し、調和の取れた恒久な平和と共同繁栄を擁する世界の構築を推進させていくこと。中国はカメルーンを含むアフリカ諸国との意思疎通を保ち、アフリカの見解を十分に聴取し、必要に応じて、新しい8項目の措置を実施し、一日も速くアフリカの人民に利益をもたらし、中国とアフリカとの新型戦略パートナーシップを絶えず強化させて行くつもりだ」と述べました。

　ビヤ大統領はこの提案に同意し、政治や経済貿易、人文など各分野における両国の協力及び、国際問題における協調を一段と強化して行きたいと示し、また、「一つの中国」政策を引き続き堅持して行くことを表明しました。（翻訳：トウエンカ）