米グーグル社が中国大陸の検索サービス市場から撤退することについて、米マスコミは、「これはグーグル社のグローバル化の目標に損失をもたらすだろう」としています。

　AP通信はその報道で「グーグル社が検索サービスを中国大陸から香港へ移転すると共に大陸市場に音楽や地図などのサービスを残していることは高度成長する中国のインターネット市場を無視できないことを物語っている」としています。

　『ウォール・ストリート・ジャーナル』のウェブサイト紙は「グーグル社の声明から中国大陸で販売と研究開発業務を残すことが分かる」と書かれています。

　『ニューヨークタイムズ』の記事では「現在、グーグル社の撤退は財政的に影響は大きくないが、この決定は『冒険』のようなもので、特に、世界最大の検索エンジン市場から撤退することはそのグローバル化目標に悪影響を与えるだろう」として、「多くの米籍企業はグーグルのまねをするつもりはないようだ」としています。（翻訳：ヒガシ）