アメリカ下院は21日夜、医療保険制度改革法案を可決しました。これは「百年にわたる医療改革」がほぼ実現されたことを意味しています。

　この日下院では賛成219票、反対212票で、この法案が可決されたもので、その後はオバマ大統領の署名を経て正式に法律となりまます。専門家は早くても23日に署名される見込みだとしています。

　医療改革はオバマ氏の大統領就任以来の最重要懸案とされており、この新法案の可決によって、アメリカでは医療保険への加入が事実上義務化され、先進国で唯一つ国民皆保険制度がなかった米国の医療保険制度にとって、歴史的な時代となります。

　そしてこの法案発効後の10年内にアメリカの予算赤字は約1380億ドル減り、次の10年内には1兆2000億ドル減ることが期待されます。（翻訳：トウエンカ）