中国共産党中央政治局の常務委員でもある習近平副主席は現地時間20日正午ウラジオストク入りし、ロシアでの公式訪問を始めました。

　習副主席は空港でステートメントを発表し、「ここ数年、中ロ両国の政治的信頼がより深まり、国際問題や地域問題における協力関係がより緊密になった。また、戦略的パートナーシップの健全な発展は両国の根本的利益に合致し、地域や世界の平和と発展にも貢献している」と語りました。

　また、習副主席は「中国政府と共産党はロシアとの関係を非常に重視している」と述べ、訪問期間中は国際問題や地域問題、それに政党間の協力をめぐり、メドベージェフ大統領、プーチン首相、グルイズロフ下院議長とそれぞれ会談を行うことを明らかにしました。一方、「中国語年」というイベントの開幕式にはプーチン首相とともに出席することになっています。

　習副主席はロシア訪問に続き、ベラルーシ、フィンランド、スウェーデンを公式訪問する予定です。（翻訳：コオリ・ミン）