中国の李保東国連駐大使は18日、いかなる形式の保護貿易主義に共同で反対するよう各国に呼びかけました。

　李大使は当日、国際経済社会理事会、ブレトン・ウッズ体制、世界貿易機関と国連貿易発展会議が開いたハイレベル特別会議で発言し「貿易は世界経済の回復を推進する牽引的手段となる。金融危機が起こった後、世界の貿易量は大幅に減少し、保護貿易主義状況も深刻化しつつあり、途上国は保護貿易主義の最大の被害者となっている」と述べました。

　李大使はまた、世界貿易の自由化と便利化を支持し、いかなる保護貿易主義にも反対するという中国の姿勢を示した上で、「ドーハラウンドを2年内に終結させ、その全面的かつ均衡的な成果を勝ち取るため関係各側は共同で努力すべきである」と述べました。（翻訳：ｈｕａｎｇｊｉｎｇ）