国際女性デーは8日、設立100周年の記念日にあたります。それにちなんで、中国の各メディアはこの100年間、中国の女性が歩んできた困難な道のりについて報道し、特に新中国が成立して以来、女性の地位向上などで収めた成果を賞賛しました。

　各新聞紙はトップページで国際女性デー100周年大会での胡錦涛国家主席の談話を報道しました。胡主席は「女性の権益保護を堅持し、女性の悩みと苦しみに関心を寄せるべきだ。女性への差別を取り除き、各国と共に世界の女性のためにさらに貢献していく」と強調しました。

　「人民日報」の社説は「新中国の成立は、中国の女性の重要な地位を定めた。男女平等は中国の社会発展の国策である。自らの資質向上に伴い、中国の女性は政治や経済、文化、教育などの社会の各方面で重要な力となっている」としています。

　「新京報」や「中国婦女報」などの新聞紙の報道は「ここ数年間、中国女性の健康は明らかに改善されているが、一部の地区と分野では女性は男性と比べ、不平等に取り扱わされている。また、性別差別や家庭内暴力などの問題も深刻である」としている上で、女性の就職、健康、社会保障などの分野における問題を確実に解決していくよう各界に呼びかけています。（Katsu/村田）