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<バンクーバー五輪>リュージュ練習でグルジア選手事故死

2010-02-13 14:07:02     cri    

 バンクーバー五輪リュージュ男子1人乗りでグルジアのノダル・クマリタシビリ選手(21)が公式練習中に事故で死亡したと国際オリンピック委員会(IOC)が12日、発表しました。

 事故は、スキーリゾートとして知られるウィスラー郊外に新設されたバンクーバー冬季五輪のボブスレー、リュージュ、スケルトンの会場、ウィスラー・スライディングセンターで起きました。開幕式が行われるこの日の午前中、クマリタシビリ選手が公式練習中に、最終カーブでそりを制御できず、左右両側の壁にぶつかった後、ほうり出されてコース外の鉄柱に激突し、意識不明になりました。事故当時、時速90マイル(約150キロ)近い速度が出ていたものとみられます。練習は直ちに中止され、クマリタシビリ選手は現場で応急処置を受けた後、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。

 バンクーバー五輪組織委員会のジョン・ファーロング委員長は「これは悲しい事故である。事故の原因究明を行い、その調査結果を一日も早く発表する」と述べました。IOCのロゲ会長も「バンクーバー五輪を観戦に来るグルジア共和国の大統領に電話をし、クマリタシビリ選手の家族、友人とチームメート達にも哀悼の意を表した」と述べました。

 IOCの定例記者会見はわずか7分で終わり、ロゲ会長は質問に一切回答せず、13日に競技開始が予定されている男子リュージュの延期や中止などの措置が取られるかどうかについては明言を避けました。

 死亡したクマリタシビリ選手は、国際リュージュ連盟の世界ランキングで44位とランクされ、冬季五輪の出場は初めてで、二週間前に出場資格を獲得したばかりだそうです。

 ウィスラー・スライディングセンターのリュージュコースは世界屈指の高速コースとされ、イタリアとローマニアの男女選手らも先日の練習中にコースを外れるトラブルが続出し、一部の選手から、安全性への不安の声が挙がっていました。

 AP通信によりますと、冬季五輪で競技中、あるいは練習中に死亡したのは1992年のアルベールビル五輪以来、クマリタシビリ選手が4人目となっています。(翻訳:KH)

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