ロシア当局が中国系商人の貨物を処分したことを受けて、中国商務省ヨーロッパ局の責任者は10日、一方的な行動を控え、事件に関する説明を行うようロシア側に求めました。
ロシア当局が昨年9月11日に押収した中国貨物を処分したことが今年1月21日、ロシアのメディアにより報じられました。処分された貨物はコンテナ6000個で、総額20億ドル相当に上るということです。
中国商務省の責任者は10日、新華社通信の取材に対し、「商務省はこの一件を重く見て、ロシア側と交渉を行った。中ロ双方は貿易秩序の規範化を非常に重視している。両国首相の定期会合委員会に専門委員会を設けた。さらに、この委員会の下、経済・貿易や税関などの分野における協力を共に推進し、通関の監督管理秩序を規範化することで合意した。それにより、経済・貿易協力に必要な条件を整えていく」と述べました。
この責任者はまた、「中国企業のロシアにおける合法的な経営を今後も後押ししていく」と強調した上で、市場の整備を強化し、良好な貿易・投資環境を作るようロシア側に呼びかけました。(翻訳:ZHL)
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