朝鮮中央通信社が8日伝えたところによりますと、朝鮮と韓国は、金剛山（クムガンサン）と開城（ケソン）の観光事業再開に関する実務協議を開城（ケソン）の工業団地内で開き、朝鮮が観光事業の早期再開を望んでいるとしています。

　それによりますと、朝鮮側の代表は、開城と金剛山の観光再開はそれぞれ3月1日と4月1日に回復させ、朝韓関係の新しい局面を切り開くよう求めました。

　朝鮮側の代表は、韓国観光客の射殺事件についてすでに「遺憾」の意を表すと共に、事件の原因を説明し、再発防止および観光客の安全確保について保証を行い、韓国側の3条件を満足させたとして、条件の取り下げを韓国に求めたとしています。

　報道はまた「韓国側は朝鮮の提案に反応せず、実務協議でいかなる合意を達成できなかった。しかし、双方は協議を継続することで一致した」と述べています。（翻訳：ZHL）