韓国政府は22日、朝鮮が金剛山（クムガンサン）観光の再開に向けた南北実務接触を提案してきた問題を慎重に検討した上で、25日に朝鮮側に返答することを明らかにしました。

　韓国統一省の千海成（チョン・ヘソン）報道官はこの日の会見で「我々は南北関係の状況や朝鮮の意図、立場を慎重に分析しながら検討している。朝鮮が先週にこの提案をした後、20日に終了した海外工業団地合同視察に対する南北評価会議など複数の変化要因があったため、我々は総合的に検討を進めている」と述べました。

　朝鮮中央通信は21日、評価会議に関する論説を発表し、「開城（ケソン）で開く予定の実務会議に韓国が困難な議題を提案したとして、韓国側に非難した。しかしながら、韓国が次回実務会談で労働者賃金問題を議題とすることに同意したため、朝鮮は2月1日に開く予定の開城実務会議の開催に同意する」と述べました。（万、村田）