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李克強副首相、世界経済フォーラムに出席

2010-01-21 22:00:27     cri    

 中国の李克強副首相が25日から28日にかけてスイスを訪問し、ダボスで開かれるWEF・世界経済フォーラムに出席する予定です。これは2010年初の中国首脳の外遊です。

 中国外務省の何亜非次官は北京で21日、中国メディアの共同取材に対し、「世界経済フォーラムは世界経済の分野における重要なフォーラムである。李克強副首相がフォーラムで述べる中国側の主張は注目されるだろう」と述べました。

 何亜非次官はまた、「中国は金融危機対策において、一際目立った働きをしている。中国経済の今後や政策の方向性、中国経済と世界経済との関係、気候変動、食糧安全などにおける立場が世界の関心を集めている。それゆえ、李副首相のフォーラム参加は非常に注目されている」と述べました。

 関係筋によりますと、李副首相はダボス会議期間中、あいさつを述べるほか、著名な実業家との交流やシュワブ議長との会談を行います。また、会議では、中国国内の経済情勢や政策の今後や金融危機対策の成果、および経済・社会の発展戦略を重点的に紹介するとともに、気候変動についての立場や主張を述べ、包括的かつ持続可能で、バランスの取れた世界経済の成長を各国に呼びかけるということです。

 何亜非次官は、「今回のフォーラムで、李副首相は世界に前向きなメッセージを発信する。それは、中国が国際協力に引き続き力を入れ、国際社会とともに、世界経済の全面的かつバランスの取れた回復を進めていくということである」と述べました。

 今回フォーラムのテーマは、「世界状況の改善:見直しと再建」です。討議の重点はグローバル・ガバナンスとなっています。何次官は「国際金融危機は世界経済システムの欠陥を暴き出した。危機に対応するために、グローバル・ガバナンスを強化し、公平性と効率性を併せ持つグローバルな経済システムを確立することが当面の急務である。これは各国の間でも共通の認識となっている」と述べました。

 また、何次官は「グローバル・ガバナンスの健全化改革において、世界政治と経済の構造転換を反映するとともに、国際関係の民主化や、発展途上国の利益に配慮しなければならない」と強調しました。

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