国連は15日ニューヨークの本部で緊急募金会議を開きハイチ大地震被災者を救済するため国際社会に5.62億ドルの募金を呼びかけました。

　国連人道問題担当のジョン・ホルムズ事務次長は会議に出席した192のメンバー国の代表に対して、「これは大規模で恐ろしい災害だ。最終的な被害損失はまだ把握できない」と語り、募金を呼びかけました。募金は今後6ヶ月以内に、被災者へ提供する食品、飲用水、テントなどの救援物資の購入に使われます。

　またホルムズ事務次長は「衛星写真によると首都のポルトープランスでは、30％の建物が激しく損傷しているため、救助作業が難航している」と語りました。

　現在17チームの国際救援隊が現場で作業を行っているほか、まもなく更に10チームが到着するということです。（翻訳：李軼豪）