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中国、「曹操の墓は本物」と基本的に判定

2010-01-14 22:05:53     cri    

 中国社会科学院考古研究所は主催した「2009年度公共考古フォーラム」で14日、「河南省安陽市の安豊郷西高穴村で発見された東漢末期の墓を『曹操の墓』と判定し、さらに研究し、最終判断を出す」としました。

 河南省文物考古研究所の瀋偉斌副研究員は「墓の特徴や出土文物、銘文の内容、字体、墓の主人の骨格などによって、歴史文献資料を参考に研究した結果、墓の主人は魏の武帝曹操であることを基本的に判定した」と述べました。

 これに対して、中国社会科学院考古研究所の王巍所長は、この「基本的な判定」に賛成しました。また「墓は何度も盗堀にあい、墓の主の判定が難しい。今後、周辺の陵墓を調べながら、出土した遺物に対して比較分析を行い、歴史学や文献学など分野の専門家も十分に論証してから、最終的な結論を出す」と述べました。

 また、「DNAの測定をして墓の主人の身分を確定していく」という世論について、中国社会科学院の古代人骨鑑定専門家張君氏は「墓の人骨材料の保存状況はよくなかった。DNA分析に必要なサンプルが採取できないので、この方法で判定するのは不可能だ」としました。(藍、村田)

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