サウジアラビアのファイサル外相はリヤドで9日、「イスラエルがパレスチナの領土でのユダヤ人入植地拡大を停止することが、パレスチナとイスラエルの和平交渉の前提だ」と強調しました。
これは、ファイサル外相がこの日サウジアラビアを訪問中のドイツのギド・ヴェスターヴェレ副首相兼外務大臣と会談した後の記者会見で述べたものです。ファイサル外相は「双方は、パレスチナとイスラエルの最新情勢を重点的に討議しており、イスラエルのユダヤ人入植地の拡大は不法行為で、中東和平プロセスの障害となっていると見ている。国際社会が協力を強化し、イスラエルに対して入植地拡大を停止させることを希望する」と述べました。
また、両外相はイランの核計画、アフガニスタンとイエメンの情勢など共に関心を寄せる問題を討議しました。(Katsu/金井)
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