中国の楊潔チ外相は６日から8日にかけて、ケニアへ公式訪問を行っています。ケニアを訪問中に中国国際放送とケニア放送記者の共同取材を受けた際、楊外相は、「今回のアフリカ訪問の主な目的は中国とアフリカの戦略パートナーシップを強化させることにある」と述べました。

　楊外相は、「ケニア外相との会談で、政治的な相互信頼を強化し、それぞれの経済的な潜在力を発揮していくことに合意した。多くの中国企業はケニアへの投資に大きな意欲があり、中国政府はこれを奨励する一方、ケニアがこれらの企業により多くの機会を提供することを望んでいる。中国はより多くのケニア留学生に奨学金を提供することを約束した。また、われわれはケニアに孔子学院を設置したことを喜んでいる。現在第2の孔子学院がまもなく完成する。中国とケニアは多くの問題において、共通認識がある。われわれは手を携えて、共に両国及び、その他の発展途上国の共通利益を守るために努力していくつもりだ」と述べました。

　ケニアは楊外相の今回の歴訪の最初の訪問国です。続いて、シエラレオネ、アルジェリア、モロッコ及びサウジアラビアを訪問します。これについて楊外相は、「中国とアフリカは政治の面で、ハイレベルの相互訪問を保ち、双方の戦略的な相互信頼を深めた。そして、経済の面で、貿易関係は非常に強固なものだ。もっとも重要なのは、双方の投資分野がが絶えず拡大されてきたことだ。さらに、気候変動対応や金融危機など一部の重要な国際問題と地域問題において、双方は共通の立場に立っている」と述べました。（翻訳：トウエンカ）