欧州議会とイラン外務省は4日、今週に行う予定だった欧州議会代表団のイランへ訪問を延期することをそれぞれ発表しました。
欧州議会代表団はこの7日から11日にかけて、イランを訪問する予定で、これは、双方議会が決めていた2年に1度の相互訪問です。
延期の原因について、欧州議会代表団のロチェビハーエル団長は声明を発表し、「イランは代表団とイランの反対派との会談を突然キャンセルした。これでは訪問の意義がなくなった」としており、イラン問題が依然として欧州議会の訪問日程の中で最も重要な内容の一つになっていることをを示しています。
イラン国営通信はこの日、外務省のメフマンパラスト報道官の話を引用して「この訪問を建設的なものにさせるため、イラン外務省は訪問を延期した。双方はこれから訪問の期日について交渉する」と報道しています
なお、欧州議会代表団のイラン訪問はアメリカ国会の一部議員が反対しており、15人の議員が欧州議会に連名の書簡を送り、「現在の情勢の下で、この訪問を行うことは、イラン政府に間違ったシグナルを送ることになる」と指摘しました。
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