会員登録

曹操墓の真偽をめぐり過熱する議論

2009-12-30 12:59:19     cri    

 中国中部にある河南省文化財考古研究所の発表によりますと、安陽県で発掘された後漢時代の墓が三国時代に活躍した曹操のものであることが確認されたということです。曹操は西暦220年に死去しましたが、埋蔵された墓「高陵」の具体的な位置を裏付ける確かな証拠は、長年発見されていませんでした。そのなかで、発掘された「曹操墓」は各メディアの注目を浴びましたが、その真偽をめぐって物議がかもし出されています。

 河南省文物考古研究所によりますと、「曹操墓」は何度も盗掘被害に遭っているということです。昨年12月から、考古学者による発掘調査が行われ、副葬品や墓の規模、および状況に基づき、当時の書物や記録を照合されました。その結果、墓の主人は曹操であり、墓の内部から発掘された男性の遺骨は曹操のものであることを断定したということです。

 これを受けて、多くの専門家やネットユーザーからその信憑性を疑問視する声が上がっています。曹操の身分を証明する最大の根拠とされた「魏武王」の銘文が刻まれた石碑と石枕は、考古学的な発掘により見つかったものではなく、盗掘者から押収したものだとするネットユーザーもいます。文化学者や考古学者の中にも、より説得力のあるものが出土されない限りは、不用意な断定は避けるべきだとの意見が多数を占めています。

 歴史学者陶短房氏は、「証拠が揃わない情況で断定を行うというのは、極めて無責任だ。さらに、商業的な利益と結びついている可能性も大きい」と示唆しました。

 上海博物館考古部の宋建主任も「北京青年報」に文章を発表し、「段階的な成果しか上げていない状況で、『確定』などの言葉を不用意に用いると、それが真実と異なることが発覚した場合、自らの立場を苦しくすることになる」と指摘しています。(翻訳:ZHL)

関連ニュース
関連ニュース
v 曹操の墓、安陽で発掘 2009-12-28 17:16:59
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS