イギリスの新聞紙『デイリー・テレグラフ』は29日、麻薬密売人の死刑問題に対するブラウン首相の対応を非難する論説記事をウェブサイトに掲載しました。

　記事は、ブラウン首相がシャイフ英籍麻薬密売人の死刑問題で中国を非難し、まるで勝ち目のない外交紛争に火をつけたとしています。さらに、「麻薬を中国に持ち込もうとする者は、それがどんな処罰に値する行為なのかを認識するべきだ。中国政府は麻薬犯罪に対し、断固として許さない立場を取っている」と述べました。その上で、「ブラウン首相はこの事件を両国関係を損なう重大な外交事件にしている。これはアジア地域におけるイギリスの長期的な利益を損なうことにもなりかねない」と指摘しました。（翻訳：ヒガシ）