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楊潔チ外相、温首相のCOP15参加を説明

2009-12-20 18:10:39     cri    

 17日と18日、温家宝首相は、国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)の首脳会議に出席しました。会議の後、温家宝首相に随行した楊潔チ外相は記者会見を開き、会議や温首相の発言などについて説明を行いました。

 楊外相は「気候変動は、人類の生存と発展に大きな影響を与えている。コペンハーゲン会議は、気候変動に関する国際協力を推進していくチャンスである」としました。その上で、今回の会議が収めた成果として、①『国連気候変動枠組み条約』と『京都議定書』が定める『共通だが区別ある責任』との原則を貫いたこと。②先進国に対しては強制的な削減を、発展途上国に対しては自発的な削減を求めることを決定したこと。③長期目標や技術、資金支援、透明性などについて合意したこと-の3点を挙げました。

 また、「7日から始まったコペンハーゲン会議は思うように進まず、難航した。そのなか、温首相はコペンハーゲンに到着した後、インドやブラジル、南アフリカなど発展途上国の首脳と会談し、気候変動において共通利益、立場や目標の一致があることを強調した。このほか、最貧国に理解を示し、合理的な要求には支持する立場を表明した。さらに先進国の首脳と意見を交わし、約束を守り、義務を果たすよう呼びかけた」と説明しました。

 さらに、楊部長は「中国は気候変動への対応に尽力してきた。これまで収めた成果は世界から高く評価されている」ことを強調しました。その上で、中国に対して、取り組みの不足を指摘する声や、削減義務を課すべきとする声、ひいては中国の削減目標と先進国からの技術や資金の援助を結び付けることを強要する声があることに言及しました。温首相はこの問題について、「中国政府が出した目標は、中国の事情に基づき定めたものである。これは無条件であり、ほかのいかなる国の目標とも関わりはない」ことを強調しました。また、中国がこのほど発表した、GDP単位当たりの二酸化炭素の排出量を2020年までに2005年比で40%から45%抑えるとの目標については、「実現には莫大な努力を払わなければならない」と述べたということです。

 楊外相は最後に「気候変動に対応は長く苦しい道のりとなる。温首相が言う通り、中国は持続可能な発展の道を断固として歩んでいく。それとともに、国際社会と協力し、引き続き気候変動対応に寄与していく」と強調しました。(藍、田中)

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