新華社通信の6日の報道によりますと、中国政府は内蒙古草原の保護に累計で65億元の資金を投入しました。これによって、草原の退化と砂漠化の面積はこれまでの4600万ヘクタールから3300万ヘクタールに縮小しました。

　内蒙古の草原面積は8700万ヘクタールで、全国１を占めています。1990年代の末、続く旱魃と過度な放牧などによって、一部の草原が厳しく退化し、砂漠化しました。

　2000年以来、政府は内蒙古草原の整備に17億元を投入したほか、牧場を草原に戻すプロジェクトに、累計して４７億元を投入しました。

　これによって、2010年までに、内蒙古草原の植生被覆面積は４２％に、2015年までに48％に達し、草原の生態環境がは好転する見込みです。（翻訳：トウエンカ）