欧州委員会は2日、EU理事会に中国とベトナムの一部の革靴に対する反ダンピング措置を15ヶ月延長することを提案しました。これに対して、中国商務省の姚堅報道官は4日、「中国政府と関連業界は欧州委員会のこのやり方に非常に不満だ」と非難しました。

　姚堅報道官は「欧州委員会の提案にはWTO・世界貿易機関の関連規定に相応しくないやり方が多くある。中国は更なる措置を講じる権利を留保する。中国は、EUの加盟国が次の投票で、この案に反対し、双方の靴の関連製品の自由貿易を一日も早く回復させていくことを希望している」と述べました。

　また、姚堅報道官は「第5回中欧工商サミットによる共同宣言は、中欧の企業家がいかなる形の保護貿易主義にも反対する立場を示した。EUが中国の革靴に反ダンピング措置を停止することは双方の企業の利益に合致し、中欧の経済貿易関係の均衡的、互恵的かつ安定した発展にもプラスとなる」と強調しました。