工業情報化省の高官賈銀松氏は3日北京で、「鉄鋼業界の過剰生産という状態に対する抑制は乗用車価格の上昇をもたらすことはない」と強調しました。
国際金融危機に対応し、乗用車の消費拡大を促すため、中国政府は乗用車購入税額を下げ、信用貸付を増やし、農村の消費市場を開拓するなどの措置を取っていますが、その結果、今年1月から8月までに、乗用車の生産台数と販売量はそれぞれ、825万台と833万台に達し、いずれも去年同期より30%近く増加しました。
一方、政府の一部部門が鉄鋼産業を含む六つ業界の過剰生産状態に抑制措置を取ったことについて、人々は「この措置は乗用車価格の上昇をもたらすだろう」との憂慮を示していますが、これについて賈銀松氏は「この政策は過剰な生産を対象としたもので、供給と需要のバランスがとれた状況の下で、自動車価格が大幅に上昇することはない」と述べました。(翻訳:玉華)
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