中国駐在の各国の大使は、2日上海で、「江蘇と上海の食品工業品輸出企業、税関検査の現場と実験室などを視察し、中国の輸出品の品質への信用度を高めた」と述べました。

　中国駐在外国大使館の人々に、中国製品の品質とその安全管理の厳しさを理解してもらうため、国家品質監督検査検疫総局は、アメリカ、ロシア、オーストラリア、ニュージーランド、スイス、フィリピンなど20の国の大使を、11月の3日と4日間の両日、江蘇省、上海市、浙江省に招き、食品工業品の輸出企業、養殖地と栽培地、それに税関の検査現場と実験室などを視察してもらい、さらに生産企業、関連協会、検査検疫部門と地方政府の代表と懇談してもらいました。

　スペインのビジネス参事官は懇談の際「スペインは中国から多くのアパレル製品、玩具と靴などを輸入している。現在、EU（欧州連合）は中国産の靴に対して反ダンピング措置を実施しているが、スペインはいまも中国から大量の靴を輸入している。今回の視察を通じて、私は、中国製品には問題はなく、EUの基準と要求に達していると思った。今回は、品質監督検査検疫総局と各地の検査検疫局による品質に対して厳しく検査している様子もこの目で確かめた」と述べました。（朱丹陽）