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北京市・長崎県、教育旅行セミナーを開催

2009-11-19 21:17:41     cri    

 日本の長崎県が主催した北京と長崎の教育旅行セミナーが19日、北京で開かれました。このセミナーには、北京市観光局、北京市教育委員会の関係者と北京市の高校の校長らが出席しました。

 セミナーでは、教育旅行と修学旅行の考え方が普及しつつある中国で、若者を対象とした国際間の交流、とりわけ中日間の交流を促す必要性が強調されました。それとともに、北京と長崎の青少年交流をさらに展開していくことが確認されました。

 開幕式では、北京市教育委員会の邱小平課長が挨拶に立ち、「国際金融危機や新型インフルエンザに負けずに、中日の若者の交流活動を展開していく必要がある。これは、両国の文化と教育の交流にもつながる」と述べました。

 日本の観光会社の代表は、修学旅行の受け入れ先としての長崎の強みについて、「長崎県は原爆の遺跡があり、平和の大切さを呼びかける上で説得力がある。また、中国の革命の先駆けである孫文氏が9回長崎県を訪れたことがあり、長崎は中国と縁が深い。さらに、長崎県は工業汚水の被害を経験しているが、汚水の整備や荒地の改造など環境改善の面で成果を収めている。中国の若者に環境保護の重要性を理解してもらうこともできるだろう」と自らの見解を語りました。

 長崎県観光連盟の野崎元治会長は、長崎と北京の教育旅行セミナーの重要性について、「東京より上海のほうが近い長崎は、中国の観光客を重視している。もちろん観光客にも来てもらいたいが、教育旅行などを通じて若者間の交流を展開することはさらに将来性がある。中国の若者に今の日本を見てもらい、中国の方々に日本、長崎のことを紹介してもらいたい」と述べました。(取材、文:KH)

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