中国教育省の19日の発表によりますと、西部大開発戦略が実施されて10年来、中国西部地域の教育発展レベルは著しく向上し、東部沿海地域との主要教育指数の格差が縮まってきているということです。

　中国の西部地域は12の省と自治区、直轄市からなり、国土面積の7割を占めています。また、中国で貧困人口が最も集中している地域でもあります。2000年から、中国は西部地域の経済・社会の振興に向けて、西部大開発戦略を実施しました。

　統計によりますと、ここ10年間、西部地域の教育経費に対する投資総額は600億元から3400億元に上昇し、伸び幅は全国の平均レベルを上回っています。さらに、西部地域では9年制義務教育が普及し、現在、10万人のうち、2001年の4倍近くとなる1600人以上が大学に進学しています。

　また、計画によりますと、2020年までに、西部地区の教育発展レベルは全国の平均レベルに近づく見込みだということです。（11／19　翻訳者：Lin）