2009年広東―韓国貿易交流会が3日、韓国の首都・ソウルで開かれました。両国の関係者は、広東の韓国系の企業のグレードアップや経済協力のさらなる深化などについて話し合っています。

　中国共産党中央政治局の委員で、中国共産党広東省委員会の汪海書記は、「ここ数年共同の努力によって、中国と韓国は各分野での交流と協力が着実に進んでおり、戦略的な協力パートナーシップが築かれてきた。去年、広東と韓国の輸出入総額は320億ドルに達し、両国の貿易総額の17%を占めている」と述べました。また、「広東省は経済成長が速いが、経済構造が脆弱で、自主開発の能力不足などの課題を抱えている。一方、韓国は産業のグレードアップ、地域協調の促進、新しい農村の建設などの面で成功した例が多い」とした上で、今回の交流会を通じて双方の貿易関係を新しい段階に引き上げることを期待しました。

　これに対して、韓国の知識経済省の李東根次官補は、「今回の交流会は双方の経済界の交流を深めるよい場になると信じている」と強調しました。（朱丹陽）