アジア開発銀行の経済学者イ・ジョンファ(李鐘和)氏は、クアラルンプールで「世界的な金融危機の悪影響を受けているが、アジア経済は世界経済の回復を牽引している」と強調しました。
これはアジア・ヨーロッパ経済発展シンポジウムで述べたものです。これについて、イ・ジョンファ氏は、「アジア諸国が速やかに通貨の緩和策を打ち出すとともに、刺激策を実施したことで、経済成長が効果的に確保されている。1997年から1998年までのアジア金融危機の後、各国は金融改革を行った。その金融システムが今回の世界的金融危機に対応できた。アジア、とりわけ中国とインドは比較的速い回復ぶりを見せている」と述べました。一方、イ・ジョンファ氏は、「世界経済の低迷が長引けば、アジア経済の完全な回復に影響を及ぼすおそれがある」と指摘しました。(朱丹陽)
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