中国中央軍事委員会の委員でもある陳炳徳参謀総長(上将)は16日、オーストラリア国防大学で談話を発表し、「中国とオーストラリアの両軍は戦略的大局と長期的な視野に立ち、交流を強化する。それとともに、積極的かつ実務的な精神に則って、良好な安全環境を作っていく必要がある。それにより、両軍の友好協力と持続的な発展をさらに掘り下げていくべきだ」と述べました。
陳参謀総長は、「中国とオーストラリアはアジア・太平洋地域に位置する2つの大国として、地域の恒久平和と共同繁栄を維持する上で重要な責任がある。双方は戦略的な大局と長期的な視点から両軍関係を見据えるべきである。さらに、アジア太平洋地域の平和と発展、両国国民の根本的利益の維持に着目することで、両軍の友好協力関係を持続的かつ健全に発展させていくことが重要である」と語りました。
陳参謀総長はまた、非在来的な脅威に対する共同対応能力の向上に向け、中国海軍とオーストラリア海軍で来年、人道主義的救援演習を行うことを提案しました。このほか、両軍関係の健全かつ持続的な発展に向けて、両軍間のハイレベル交流の維持、とりわけ、青年将校同士の交流強化について期待を示しました。(翻訳:Yan、田中)
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